出産から数ヶ月。育児に追われながらも、ふとした瞬間に腰や股関節の痛みを感じていませんか?

「骨盤ベルトをしても戻らない」 「寝返りのたびにズキッと痛む」 ──そんな声を、当院でもよく耳にします。

この記事では、産後の体に起こる変化と、痛みをやわらげるためのヒントをお伝えします。

 

 

出産から2〜3ヶ月。

少しずつ生活のリズムが戻ってきた頃なのに、

「腰が重い」「股関節がズキッとする」そんな不調を感じていませんか?

 

赤ちゃんを抱っこするたびに体が悲鳴をあげるようで、

「まだ若いのに…」「体力が落ちたのかな」

と、自分を責めてしまう方も少なくありません。

 

それは、あなたのせいじゃありません。

産後の体は、想像以上にデリケートです。

妊娠中にゆるんだ靭帯はまだ安定しておらず、

筋肉も骨盤も、育児の負担を一手に受け続けています。

 

しかも、寝不足やホルモンの変化で自律神経のバランスも崩れやすい時期。

だから「痛い」だけでなく、

「気持ちが落ち込む」「イライラする」といった心の変化が出るのも自然なことなんです。

 

骨盤ベルトだけでは追いつかない“奥のコリ”

よく「骨盤ベルトで整える」と耳にしますが、

実は痛みの原因は“骨”そのものではなく、

そのまわりの深い筋肉のこわばり(コリ)にあることが少なくありません。

 

骨盤や股関節のまわりにある深層の筋肉が硬くなると、血流が滞り、

「立ち上がるたびにズキッ」「寝返りがつらい」

といった症状が出やすくなります。

 

だからこそ、骨を締める前にコリをゆるめること

それが、産後の体をやさしく戻していく第一歩になります。

強い負荷より、「ほっと息がつける刺激」を。

 

鍼で整う“ひとつの安心感”

鍼というと「痛そう」「怖い」と思われがちですが、

実際は髪の毛ほどの細さで、体への負担はほとんどありません。

深部のコリにやさしく届き、血流や神経の流れを整えていきます。

 

そして不思議なことに、体が軽くなると、心までふっとやわらぐ。

「イライラが減った」「子どもに優しくできた」

そんな変化の声を、産後の方からよくいただきます。

 

私が大切にしていること

「鍼処SHIRAKAWA 小倉院」では、

産後の方には特に無理をさせない施術を心がけています。

横向きや仰向けのままでもできる姿勢で、その日の体調に合わせて刺激量を調整します。

 

「今日は疲れている」「昨夜は眠れなかった」

そんな日こそ、体と心をいったん“中立”に戻す時間に。

施術後の余韻が、育児の一日をやさしく支えるはずです。

 

体が変わると、心も変わる

産後の不調は、頑張りすぎた証。

放っておくと、抱っこや授乳のたびに痛みが積み重なり、

“育児=つらいもの”という記憶が残ってしまいます。

 

本当は、もっと軽やかでいい。

もっと、自分を大切にしていい。

体が軽くなるだけで、子どもとの時間も、夫との会話も、少しずつやさしく変わっていきます。

 

最後に。

痛みを我慢し続けることは、強さではありません。

むしろ“整えよう”と一歩踏み出すことのほうが、ずっと勇気のいること。

もし今、「そろそろケアしたい」と思えているなら、それは体が出している素直なサインです。

 

小倉で産後の体をやさしく整えたい方は、どうぞ無理のないタイミングで。

あなたのペースで、少しずつ戻していきましょう。

ささやかな相談からでも、いつでも気軽にどうぞ。

 

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